ポータル Strana.ua にはファイザー製ワクチンを搬入したコンテナーの開封作業を撮影した動画が公開されており、それを見るとコンテナー内部の温度が10度から12度に上昇していることがわかる。またワクチンはウクライナ国内では冷凍手段を使わずに輸送されていた。ファイザー製ワクチンの輸送は、マイナス60度から80度を保って10日以内に行う必要がある。このため同社は輸送用にドライアイスを用いる特別な方法を編み出していた。
ハリコフ市の保健衛生課によれば、輸送に不備のあったワクチンは隔離されたのち、ワクチンの配分、輸送を担当している保健省の下の国営企業「ウクルメドポスタチ」に返品されている。
ファイザー製ワクチンの輸送、保管では6月にも日本の新潟県で3192本が解凍後、誤って再冷凍され、廃棄される不祥事が起きている。その前には福岡県大牟田市で常温放置された1044本が廃棄処分されていた。
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