ダンデリド病院では2020年春、従業員2000人以上の血液サンプルを調べた結果、およそ19%からSARS-CoV-2の免疫抗体が検出された。また同病院の感染入院患者100人以上にも同様の検査を実施し、1年後に調査を終了した。
1年に渡る調査結果から同病院は「軽度の感染から1年が経過しても十分な免疫抗体があることがわかった」と報告している。
調査対象となったのは2020年春に自然感染し、その後、ワクチン接種も行わなかった病院の職員と元入院患者で、1年後に再度免疫を調べたところ、2020年春に軽度の感染を経た80%以上が計測可能なレベルの抗体を持っていることが明らかになった。
さらに、こうした抗体に現在、欧州で優位になりつつある変異株のアルファ、デルタ株への免疫効果があるかを調べたところ、十分打ち勝つ力があることがわかっている。
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