新型コロナウイルス

軽度の感染だと免疫は少ない? スウェーデンの科学者らが出した回答とは

スウェーデンの首都ストックホルムにあるダンデリド病院(Danderyds sjukhus)の調査で、コロナウイルスに自然感染した場合、軽症でも1年以上も免疫抗体が維持されることが明らかになった。調査結果は同病院の公式サイトに発表されている。
この記事をSputnikで読む

ダンデリド病院では2020年春、従業員2000人以上の血液サンプルを調べた結果、およそ19%からSARS-CoV-2の免疫抗体が検出された。また同病院の感染入院患者100人以上にも同様の検査を実施し、1年後に調査を終了した。

WHO 世界はコロナ第3波の始まりを迎えている
1年に渡る調査結果から同病院は「軽度の感染から1年が経過しても十分な免疫抗体があることがわかった」と報告している。

調査対象となったのは2020年春に自然感染し、その後、ワクチン接種も行わなかった病院の職員と元入院患者で、1年後に再度免疫を調べたところ、2020年春に軽度の感染を経た80%以上が計測可能なレベルの抗体を持っていることが明らかになった。

さらに、こうした抗体に現在、欧州で優位になりつつある変異株のアルファ、デルタ株への免疫効果があるかを調べたところ、十分打ち勝つ力があることがわかっている。

関連ニュース


スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント