これまでの報道によると、ドイツ西部で発生した洪水により、58人の死亡が確認されていた。アールヴァイラー郡当局の発表によると、現時点で1300人が行方不明になっているという。
当局によると、バート・ノイェンアール=アールヴァイラー市だけで1000以上の行方が分かっていない。現在、救助活動が続けられているものの、被害が甚大であることから、状況の最終的な評価は不可能としている。
首脳会談のため訪米中のアンゲラ・メルケル首相は共同記者会見中にこの洪水についてコメントし、「被害状況の全容を特定するには数日間がかかる」と指摘した。その上で、犠牲者に哀悼の意を表したほか、行方不明となっている親族や友人らを気遣う市民の気持ちに寄り添う言葉をかけた。
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