ドイツ西部に軍事災害体制を宣言 洪水による死者は100人超 行方不明者は1300人以上

ドイツのアンネグレート・クランプ=カレンバウアー国防相は、大雨によって発生した洪水に関連して同国西部に軍事災害体制を宣言した。国防省の報道官が、ベルリンでの記者会見で明らかにした。
この記事をSputnikで読む

現在、ドイツ連邦軍の兵士850名が洪水の対応に当たっているという。

同国では豪雨により、ノルトライン・ヴェストファーレン州とラインラント=プファルツ州で少なくとも103人が亡くなった。ドイチェ・ヴェレによると、ラインラント=プファルツ州のアールヴァイラー郡では、1300人超が行方不明になっているという。

​軍事災害体制が宣言された地域では、携帯電話の通信障害が発生している。地元当局は、行方不明者が生存している可能性があると期待しているが、現在のところ行方不明者の誰とも連絡が取れていないという。

​16日、ドイツ西部で発生した洪水による犠牲者が80人に達し、さらに増える可能性があると報じられた。

11日以降、サイクロン「ベルンド」の影響から、ドイツでは豪雨が続いている。強い雨が洪水を引き起こした。洪水はドイツ西部および南西部を襲い、この地域ではライン川をはじめとする河川が氾濫、通りが濁流にのまれた。

​関連ニュース

コメント