現在、ドイツ連邦軍の兵士850名が洪水の対応に当たっているという。
同国では豪雨により、ノルトライン・ヴェストファーレン州とラインラント=プファルツ州で少なくとも103人が亡くなった。ドイチェ・ヴェレによると、ラインラント=プファルツ州のアールヴァイラー郡では、1300人超が行方不明になっているという。
軍事災害体制が宣言された地域では、携帯電話の通信障害が発生している。地元当局は、行方不明者が生存している可能性があると期待しているが、現在のところ行方不明者の誰とも連絡が取れていないという。
16日、ドイツ西部で発生した洪水による犠牲者が80人に達し、さらに増える可能性があると報じられた。
11日以降、サイクロン「ベルンド」の影響から、ドイツでは豪雨が続いている。強い雨が洪水を引き起こした。洪水はドイツ西部および南西部を襲い、この地域ではライン川をはじめとする河川が氾濫、通りが濁流にのまれた。