五輪開会式担当のミュージシャン、過去のいじめを謝罪 SNSで批判

東京オリンピック開会式の楽曲を手がけた日本のミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去に雑誌のインタビューで学生時代にいじめを行っていたことを告白していたことが明らかになりSNS上などで批判が集まっていたことに対し、16日、自身のツイッターに謝罪文を掲載した。日本のメディアが報じた。
この記事をSputnikで読む

「Cornelius(コーネリアス)」名義で活動する小山田氏は今月14日、東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人であることが発表されていた。

しかしその後、小山田氏が1990年代に受けていた雑誌のインタビューで、学生時代にクラスメイトや障害がある同級生をいじめていた経験を明かしていたことがSNSユーザーからの指摘で発覚。批判の声が噴出していた。

これを受け小山田氏は16日、自身のツイッターに「多くの方々を大変不快なお気持ちにさせることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」などと、謝罪文を掲載した。

​文章の中で小山田氏は、学生時代のいじめは事実であると認めた上で、相手に直接謝罪したいとの考えを示した。また、これまでにいじめの経緯について説明や謝罪をしてこなかったことについて「愚かな自己保身だった」と綴っている。

またこれに関して、大会組織委員会も16日夜にコメントを発表。小山田氏の過去の発言を「不適切」とする一方、「本人は反省しており、現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーターの一人であると考えている。開会式に向け、最後まで準備に尽力していただきたいと考えている」とした。

関連記事

コメント