末期患者を偽装していたのはイースト・ライディング・オブ・ブ・ヨークシャー州キングストン・アポン・ハル在住のステファニー・ハンター。ハンターは電話勧誘販売員として働いていたが、2016のある日、ボスに病気に罹ったと告げ、21日間の病欠願いを提出した。
ハンターは、自分はがんと診断され、肺の手術を受けねばならないと主張しており、2017年1月から9月まではフルに勤務した週は1回もなかった。
同じ会社の同僚たちは、ハンターを助けるために募金活動を始めた。募金は、ハンターにとって家族との最後の旅行となるディズニーランド行きを実現させるのが目的で、友人や同僚、地元企業などから集まった寄付金はあわせて1万400ポンド(157万円以上)に上った。
ところがハンターがディズニーランドから帰ってきた後から、嘘は徐々にばれていった。死後の子どもの世話を心配して訪問したソーシャルサービスにハンターはとうとう自分が末期がんを偽っていたことを打ち明けた。
事は裁判沙汰に発展し、英司法はハンターに15ヶ月の懲役を言い渡した。
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