首相、求心力維持狙う 自民内で衆院選不安拡大

菅義偉首相は17日の読売テレビ番組で、9月末の任期満了に伴う自民党総裁選に立候補する意向を明言した。「出馬するのは、時期が来れば当然のことだろうと思っている」と述べた。再選出馬に言及したのは事実上初めて。党内では新型コロナウイルスの感染拡大や、先の東京都議選の不振を受け、衆院選への不安が高まっている。首相には続投の意思を示すことで、求心力維持を図る狙いがあるとみられる。
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これまでも衆院解散時期などを巡り総裁再選を念頭に置いた発言はあったが、明確に「出馬」に触れてはいなかった。

首相の総裁任期は9月30日に、衆院議員の任期は10月21日に満了を迎える。

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