日産元会長ゴーン被告の国外逃亡を手助け 元グリーンベレーに懲役判決

日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(67)を日本国外に逃亡させたとして、東京地裁は19日、犯人隠匿の罪に問われた米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員マイケル・テイラー被告(60)に懲役2年、息子のピーター被告(28)に懲役1年8ヶ月の実刑を言い渡した。読売新聞が報じている。
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ゴーン被告は2018年11月、実際の報酬額を少なく見せかけた額を有価証券報告書に記載していたとして、金融商品取引法違反容疑で逮捕された。その後保釈されたゴーン被告は2019年12月31日、楽器ケースに隠れ、関西国際空港からプライベートジェットに乗せられレバノンに逃亡した。

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マイケル・テイラー被告と息子のピーター被告は、2020年5月に米国で逮捕され、2021年3月に日本に移送された。朝日新聞によると、公判でテイラー親子は起訴内容を認め、自分の行動を後悔しており、日本の裁判所や検察、日本の人々におわびしたいと述べた。

ゴーン被告は現在もレバノンに逃亡中で、逃亡を手助けをしたとされるジョージ・ザイエク容疑者(61)にも逮捕状がでているものの、身柄は今も拘束されていない。

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