総会の冒頭、およそ90人の出席者は新型コロナウイルスの犠牲者に黙祷を捧げた。
バッハ会長は「ついにこの瞬間がやってきた。日本にとって輝くべき時になる。世界中の何十億という人が東京大会を視聴し、日本国民を称賛するだろう」と述べた。
そのうえで、バッハ会長は「この困難を乗り越え大会を開催できるのは招致決定から8年間、日本の皆さんを信頼することができたからだ。日本の献身と忍耐に感謝の気持ちをささげたい」と大会組織委員会をはじめとする大会関係者など、準備に携わってきた日本人に感謝の意を示した。
また、菅義偉首相は新型コロナ対策について触れ、「国民の命と健康を守ることを優先に、選手や関係者にも安心して大会に参加していただけるよう対策を徹底する。安全、安心の大会を実現する決意だ」と表明した。
総会の2日目には、2032年夏季五輪・パラリンピックの開催地としてオーストラリアのブリスベンがIOC委員の投票で承認される予定。
関連ニュース