ペルーでは深刻な経済問題を背景に、今回の大統領選挙は社会の二極化と過熱する政治闘争が特徴的となった。第1戦では貧しいアンデス山岳地帯出身の小学校教師、ペドロ・カスティジョ氏が16.1%の票を獲得しトップに躍り出た。選挙統計によると、カスティジョ氏には国内で最も貧しい農村地域からの支持が集まった。2位は中道右派「人民勢力」党のフジモリ・ケイコ氏が11.9%で続いた。
カスティジョ氏の大統領就任は7月28日に予定されている。新大統領の政策としては保健医療や教育への予算拡充、鉱業部門の税率引き上げ、死刑の復活などが掲げられている。より公平で人道的、主権ある社会を構築することを約束している。
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