コロナウイルスのワクチンで2度のベル麻痺が生じたという症例は世界でも初めて。
男性が最初に顔面麻痺を感じたのは1月18日、ファイザーとバイオエヌテックのワクチンの第1回目の接種を終え、5時間後のことで、右半分に弱弱しい麻痺が現れた。麻痺と診断され、ステロイド投与の後、麻痺は消えた。その6週間後、2回目の接種を終了して2日後に、前回より重い麻痺が今度は左半分の顔面に現れた。男性には再びステロイド投与が行われた。
英国で承認された3種(モデルナ、ファイザーとバイオエヌテック、アストラゼネカ)のいずれの治験でも顔面の半面に麻痺が生じた例は報告されていたが、今回の例は毎回の接種後にベル麻痺が起きた初めての症例となっている。
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