東京五輪に出場する競走馬が日本に到着 馬には専用のパスポート 空での移動中は餌と「スナック」も

東京オリンピックの馬術競技に参加する300頭以上の競技馬が、日本に到着した。米インサイダーが報じている。これらの競走馬は馬1頭につき専用のパスポートが与えられ、食事付きの特別便で日本に向かった。また、選手と同様に、競技前に検疫と新型コロナウイルスの検査を受けなければならないという。
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報道によると、世界トップクラスの競走馬325頭を東京五輪・パラリンピックに出場させるために、飛行機19機、トラック185台が発注された。また到着地の日本には、馬のための特別な「選手村」が用意されている。空での移動中、馬には最上級のケアと餌が与えられ、厩務員や獣医師が健康状態をチェックしていたという。

東京オリンピック 競技始まる
同メディアによると、多くの競走馬は馬用の特別なホテルリエージュ(ベルギー)を経由して東京に到着した。競走馬は、60日間の厳しい健康チェック、7日間の検疫を経て、チャーター便のエミレーツ航空スカイカーゴ・ボーイング777-F型機で日本に向かったという。この貨物機の貨物搭載量は約107トンで、今回は競走馬の他に、飼料や水、馬具なども運び入れた。機内の室温はやや低めの快適な気温で保たれ、通常の餌の他にバナナやニンジン、干し草などの「スナック」も提供された。

羽田空港の職員は、単なる馬ではなく、オリンピックに出場する競走馬が到着したことは、まさに「歴史的な出来事」だったと語っている。

競走馬は到着後、エアコン付きのトラックに移され、大会会場の馬事公苑に輸送された。その地で馬たちは、7月24日から実施される馬術競技のスタートを待つことになる。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、東京オリンピック2020は非常に厳しい環境で開催されることになる。大会開催2日前となる21日の東京の新規感染者数は1832人。東京都で1800人を超えたのは、2021年の1月16日以来。また、翌22日の感染者数は1979人となった。

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