日本 「ズッコケ三人組」の児童文学作家、那須正幹さんが死去

「ズッコケ三人組」シリーズなどを世に送り出した日本の児童文学作家、那須正幹さんが亡くなった。79歳だった。NHKが伝えている。
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那須さんは1942年に広島市で生まれ、3歳の時には爆心地から3キロ離れた自宅で被爆した。

那須さんはサラリーマン生活を経て児童文学を書き始め、1972年に「首なし地ぞうの宝」でデビュー。その後、「それいけズッコケ三人組」シリーズを発表。主人公3人が短所を補いながら活躍する同作品は多くの子どもたちに愛され、シリーズは50巻で完結する2004年まで続いた。

那須さんは被爆した体験から、戦争や原爆をテーマにした作品も手がけ、2011年には「ヒロシマ」3部作や、子ども向けの絵本「絵で読む広島の原爆」を発表。被爆体験を語る講演会にも出席し、平和な社会実現に向けた活動を続けていた。

那須さんは16日に肺炎で山口県の病院に入院。その後、容態が悪化し22日に肺気腫で亡くなった。79歳だった。

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