中国 パンデミックまでに武漢で採取の血液サンプルを検査へ

中国を視察した世界保健機関(WHO)と会談した中国側の科学者代表団のリャン・ヴァンニャン代表は、中国ではコロナウイルスのパンデミックが開始されるまでの時期に採取された血液サンプルをこれから検査していくことを明らかにした。リャン代表はこれによって、より早期の感染の実態が明らかにできると期待している。サウスチャイナモーニングポスト紙が中国の保健省庁の発表を引用して報じている。
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2019年12月、武漢で始まったコロナウイルスの感染はやがて世界中に拡大した。

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リャン代表は、パンデミック開始までに採取された血液サンプルを研究するというWHOの提案に支持を示した。中国の法律では、2019年に採取された血液サンプルを調査しようとする場合、採取後2年が経過したサンプルのみ許可される。

武漢に隣接した省の住民らから採取された血液鑑定が行われるかどうかについては明らかにされていない。

7月23日同日、これより前に米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官はコロナウイルスが研究所から漏洩した可能性についての捜査の報告を行い、その中でCIAはウイルスの発生起源についてのデータを有していないと明かしている。

バーンズ長官は、この問題はもはや決して回答を得ることはないとの見解を示す一方で、米国は世界中の情報機関とともにパンデミック発生の原因究明を今後も続けると発表している。

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