東京五輪の公式サイト上の「スケジュール&結果」に掲載されていた地図では、クリミア半島とウクライナ本土が国境を示す線で区切られていた。ウクライナ外務省はこの件について、日本の大使館に調査を求めた。その後、IOCはプロバイダーによるミスであったとして「直ちに修正」した。
ロシア大使館のフェイスブック上では「IOCと東京オリンピック組織委員会が上記地図に適切な修正を施し、クリミアの描写を法的および客観的現実に即したものとすることを私たちは前提とする」と述べられている。
また、ロシア大使館は「クリミアは、国際基準に完全に合致して実施された住民投票において住民の意思を自由に表明した結果、ロシアの構成に戻った」と注意を促した。「したがって、クリミアはロシア連邦の不可分の一部であり、クリミアの帰属問題は最終的に決着している」と加えられた。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は23日、「これは、ロシアの大使館やスポーツ関係者がしかるべき行動を起こし、しかるべき問い合わせをするための要因になると考えている」と述べた。
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