受刑者が刑務官を人質に取り、「ケバブピザ」20枚を要求 スウェーデン

スウェーデン南部エシルストゥーナ近郊のハルビー刑務所で、受刑者2人が刑務官2人を人質に取った。受刑者は最初にヘリコプターを要求したが、その後、「ケバブピザ」20枚を要求した。スウェーデンのタブロイド紙アフトンブラーデットが報じた。
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受刑者のイサク・ デビッド(30)とハネド・マハメド・アブドゥラヒ(24)は、殺人罪で懲役18年の判決を受け、収容されていた。2人は警備室に侵入し、歯ブラシに取りつけたかみそりの刃で脅して男女2人の刑務官を人質に取った。また受刑者2人は、最高レベルのセキュリティを有する刑務所の監視カメラも無効にした。

その後、刑務所に交渉人が派遣され、他の受刑者たちも2人に降伏するよう呼びかけた。刑務所の近くでは、救急車、消防車、警察のヘリコプターが待機した。

交渉は正午から続き、受刑者2人はヘリコプターを要求した。夜が近づくと、2人はヘリコプターの要求を取り下げ、自分たちとすべての受刑者のために「ケバブピザ」20枚を要求した。

ピザを受け取った2人は刑務官1人を解放、2時間後にもう1人の刑務官も解放された。2人の刑務官にけがはなかった。受刑者2人は逮捕され、警察署に連行された。

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