「空中の振動」:ノルウェーに巨大隕石が落下

ノルウェーでは25日深夜に同国南東部の空を照らした巨大隕石を撮影した動画が公開されている。この隕石はスカンジナビア半島南部の大部分で少なくとも5秒間目にすることができた。隕石はおよそ秒速16.3キロのスピードで落下したと専門家は指摘する。
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25日深夜、オスロー近郊で強力な閃光が観測された。目撃者によれば、それに続いて轟音が鳴り響いたという。専門家によれば、地元住人らが目撃したのは巨大な隕石の落下だという。25日に科学紙PHGが報じた。

ノルウェーの隕石ネットワークの情報によれば、この隕石は現地時間25日1時に出現し、少なくとも5秒間、スカンジナビア半島南部の大部分で目撃されたという。隕石はおよそ秒速16.3キロで移動したと専門家らは指摘する。

​ノルウェー警察は、不安に感じた住民から多数の通報を受けたが、ケガ人や建物の損壊といった報告はないと述べた。現在、専門家グループは宇宙物体を捜索しているが、物体はノルウェーの首都近郊の森林に落下したと見ている。

現在の情報では、隕石はオスロから約60キロの西に位置するフィネマルクという森林地帯に落下したとされる。地元の天文学者ベガード・レカー氏がBBCに伝えたところでは、彼の家の近くで「空中の振動」を感じたという。

専門家らの中間的な観測のよれば、地球の大気圏に侵入した後の隕石の重さは約10キロという。しかし、比較的にサイズが小さいとはいえ、多くの人たちはこの隕石をはっきりと目撃し、落下音を耳にしている。

2021年3月、地震学者がキューバ東部に隕石が落下するのを観測し、2月にはオーストラリアのメルボルンで住民らが空に火の玉を発見している。

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