クイーンズランド大学(オーストラリア)の生物学者は今回、スペイン、フランス、英国の研究者とともに、新型コロナがヒトのDNAを改変するかどうかを確認するため、新型コロナウイルスに感染したヒトの細胞を用いた実験を行った。
研究者らによると、実験の結果、新型コロナウイルスは、そのライフサイクルの中でヒトのDNA配列に統合するための変異を起こすことができないことが分かったという。
この研究について、クイーンズランド大学のプレスリリースでは、「我々の証拠は、ワクチンに関するパニックやはっきりしない態度を煽るために使われる概念を否定するものだ。公衆衛生の観点から、ウイルスやワクチンがヒトのDNAに組み込まれる心配はないと言えるだろう」と発表されている。
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