ロシアはドーピング問題で2022年12月まで主要な国際大会から除外されており、「ROC(ロシアオリンピック委員会)」としてドーピング違反歴のない選手のみ、五輪参加が認められている。
アダムス氏は、「WADA事務局長は、スポーツ仲裁裁判所が決めた全てのルールが守られていると認識している。IOCはルールが守られていることを確認するために全力を尽くしている」と明らかにした。
しかし、アダムス氏は、テレビのコメンテーターやジャーナリストがロシア代表チームという形で言及したり、ロシア連邦のシンボルが入ったTシャツの着用などのような小さな違反行為を、IOCがすべて把握することはできないと認めている。同氏は、IOCは、選手や代表団のルールの遵守のみ責任を負うことができ、オリンピックで全てのロシア人に対し責任を負っているわけではないと説明している。
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