米国、イスラエルへの軍用ヘリ売却を決定 ハマスは非難

パレスチナ自治区ガザのイスラム原理主義組織ハマスは、米国がイスラエルにシコルスキーCH-53K「キングスタリオン」ヘリコプター18機を34億ドル(約3729億円)で売却することを決定したのを受け、非難した。ハマスのハゼム・カセム報道官が、リア・ノーヴォスチ通信に明らかにした。
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米国務省は30日、イスラエルにシコルスキーCH-53K「キングスタリオン」ヘリコプター18機を34億ドルで売却することが承認されたと発表した。同省によると、契約にはヘリコプター18機のほか、そのメンテナンス用の機器も含まれている。なお、売却期限については伝えられていない。

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カセム氏は「イスラエルと武器供給の大きな取引を結ぶという米国の決定は、イスラエルを我われの住民とその聖物に対する攻撃の継続へ向かわせている」と述べた。

カセム氏は、米国によるイスラエルへの軍事技術的、財政的、政治的支援は、米国をパレスチナ人に対する侵略行為の協力者にしていると強調した。同氏は「米国によるイスラエル軍の装備強化は地域の緊張を高め、国際法と決議に対するイスラエルの軽視を強めている」と指摘した。

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