新型コロナウイルス

新型コロナは数年後には鼻風邪のようになる可能性=専門家

新型コロナウイルスは、数年後には鼻風邪となり、抗体を持っていても軽症になるだろう。スイスのジュネーブ大学病院感染管理部門の部長で、手指消毒の手順を考案したディディエール・ピッテ教授は、リアノーボスチ通信に対し、このような見方を明らかにした。
この記事をSputnikで読む

ピッテ氏は、世界にはコロナウイルスが数種類存在しており、その中にはパンデミックを起こすものもあれば、子どものころに免疫を獲得するものもあると指摘している。

新型コロナウイルスはヒトのDNAを改変しない 研究者らが実験で証明
同氏は、「我々全員は2020年までに4種のコロナウイルスの抗体を持っている。(中略)しかし、我々はこれらに対する免疫力を高めているにもかかわらず、軽度の鼻風邪になるのだ。(中略)そして、新型コロナウイルスがこれらのコロナウイルスと同じ道をたどる可能性は非常に高い。つまり、5年後、10年後には、人口の100%、あるいは99%が新型コロナウイルスの抗体を持っているが軽症を超えない形で発症し、その症状は鼻風邪になるだろう」と説明している。

ピッテ氏は、ワクチンが現在世界中で製造できなければ、新型コロナの集団免疫の獲得までに感染の波が6〜10回起こるだろうと強調している。

ピッテ氏は先日、新型コロナウイルスが2013年から世に存在していた可能性があると発表している

関連ニュース

スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報 をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント