新型コロナウイルス

米国で1億人がワクチン接種を希望せず=米感染症対策トップ

米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長によると、米国では1億人以上がワクチン接種を拒否しており、最近になって確認されている感染拡大はまさにこの市民グループと直接的に関係している。ABC Newsテレビの取材に応じた中でファウチ所長が指摘した。
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ファウチ所長は取材の中で次のように発言した。

感染者数の拡大を見てみると、直近の1週間で平均指数は飛躍的に拡大したことが分かる。本当に我々がやるべきことを皆さんはよく分かっている。それを我々は何度も繰り返すだけだ。実際、国内には1億人がワクチン接種の権利を持っているにも関わらず接種を受けていない。我々は接種していない市民の間で急速な感染爆発を目撃している。

所長によると、ワクチン接種を行った市民は重症化リスクを防ぐことができることから、接種していない市民グループがなおのこと脆弱であるという。

現状況ではワクチン接種をしていない米国市民がウイルスの爆発を引き起こしていることから、最終的には「全員を巻き込む」ことになるとファウチ所長は警鐘を鳴らしている。なお、ロックダウン(都市封鎖)の新たな導入については言及しなかったものの、国内の状況はさらに悪化の道を辿ると指摘している。

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先にワシントン・ポスト紙が報じたところによると、米国内の平均感染者数は、8月中に14万人から30万人にまで膨れ上がるという。直近の1週間だけで平均指数は60%も増加している。

最も感染拡大が激しいのは南部フロリダ州で、8月1日には過去最多となる2万1683人の感染者が確認され、米国は感染者数、死者数ともに世界で最も多い。ジョンズ・ホプキンス大学の最新統計結果によると、国内では3490万人以上が感染し、61万3000人以上が死亡した。

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