フランスとEU加盟国はツィマノウスカヤ選手の亡命許可を検討

フランスとEU加盟国は、ベラルーシの女子陸上選手クリスティナ・ツィマノウスカヤ選手の亡命を認める可能性について検討している。フランス外務省が発表した。
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これに先立ち、チェコ当局はツィマノウスカヤ選手に対し、チェコに入国するためのビザを提供した。これにより同選手は、チェコで国際的な保護を申請することができる。チェコのヤクブ・クルハネク外相が1日、ツイッターで明らかにした。

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クルハネク外相は、「ベラルーシの陸上選手、クリスティナ・ツィマノウスカヤ選手を取り巻く状況はスキャンダラスです。チェコは支援する準備ができています。チェコのアンドレイ・バビシュ首相とヤン・ハマチェク内務大臣の合意のもと、我々は彼女が我が国で国際的な保護を申請できるように、我々の領土に入るためのビザを提供しています。東京の大使館も彼女を支援する準備ができています」とツイッターに投稿している。

チェコのメディア「セズナム」が1日、同国のスポーツ庁のフィリップ・ノイザー長官の言葉を引用して報じたところによると、ツィマノウスカヤ選手がチェコへの亡命を表明すれば、同選手は東京から帰国するオリンピック代表団が搭乗する政府の特別便でチェコに到着する可能性がある。ノイザー長官は、チェコ政府にツィマノウスカヤ選手の亡命を許可するように求めたという。

ツィマノウスカヤ選手は、東京五輪で7月30日に陸上女子100メートル予選に出場。2日には200メートル予選に出場する予定だった。

しかし、4×400メートルリレーの参加に必要なドーピング検査のサンプルがなかったため2人のベラルーシ選手が失格処分となった。このためベラルーシの陸上競技チームのコーチ陣は、この種目の予選(5日実施予定)にツィマノウスカヤ選手を出場させることを決定。その後、ツィマノウスカヤ選手はSNS上でこのコーチ陣の決定を批判した。

ベラルーシオリンピック委員会は1日、コーチ陣がツィマノウスカヤ選手の感情的・精神的な状態を考慮し、同選手を帰国させることを決定したと発表した。

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