この間、野党の人民反危機管理局のメンバーでベラルーシ五輪委員会のアナトリー・コトフ元総書記は、同選手は今週に共和国に到着すると発表した。
ツィマノウスカヤ選手は、東京五輪で7月30日に陸上女子100メートル予選に出場。2日には200メートル予選に出場する予定だった。
しかし、4×400メートルリレーの参加に必要なドーピング検査のサンプルがなかったため2人のベラルーシ選手が失格処分となった。このためベラルーシの陸上競技チームのコーチ陣は、この種目の予選(5日実施予定)にツィマノウスカヤ選手を出場させることを決定。その後、ツィマノウスカヤ選手はSNS上でこのコーチ陣の決定を批判した。
ベラルーシオリンピック委員会は1日、コーチ陣がツィマノウスカヤ選手の感情的・精神的な状態を考慮し、同選手を帰国させることを決定したと発表した。