東京五輪重量挙げ出場のトランスジェンダー選手、引退を表明

東京オリンピック女子重量挙げに五輪史上初めてトランスジェンダー選手として出場したニュージーランドのローレル・ハバード選手が、引退の意向を発表した。アイルランド放送協会(RTE)が伝えた。
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ハバード選手は2日、東京オリンピックの女子重量挙げ87キロ超級に五輪史上初めてトランスジェンダー選手として出場したが、バーベルを頭上まで一気に引き上げる「スナッチ」を3回とも失敗し、記録なしに終わった。

43歳のハバード選手は、20歳年下のライバルと戦うのは容易ではなかったことを明かにした。

ニュージーランド・オリンピック委員会は6月、ハバード選手を東京オリンピックのニュージーランド代表に選出した。これは、国際オリンピック委員会(IOC)が、トランスジェンダー選手について、男性ホルモンのテストステロンが少なくとも12カ月間にわたって一定の値を下回ることを条件に、性別適合手術を受けずに女子種目に出場するのを認めたことを受け、可能となった。

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