IOC、ベラルーシ監督・コーチのID剥奪 選手強制帰国で

国際オリンピック委員会(IOC)は、東京五輪の陸上競技に出場したベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手へ帰国を強制させたとして、同国の監督とコーチ2人の大会参加に必要なIDカードを剥奪したと発表した。6日、NHKが報じた。
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IOCはチマノウスカヤ選手をめぐる問題を調査するため、2人へ聞き取り調査を行った結果、2人が同選手へ帰国を要求していたことを確認。それぞれ5日付けで大会参加に必要なIDカードを剥奪したという。

日本の外務省 ツィマノウスカヤ選手への圧力は「不当であり、容認されるものではない」

この決断についてIOCは、競技を控える他選手らへの影響を考慮した暫定的な措置だとしており、さらに詳しい経緯を調べる方針。

これについてベラルーシ・オリンピック委員会は6日、声明を発表。2人に対し「まもなく帰国予定だが、不服を申し立てる権利がある」と言及した。また、全てを明らかにするためIOCに協力しているとしたうえで、「選手やコーチへの差別があれば、彼らの利益を守る」と強調した。

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