新型コロナウイルス

フランス 9日から「サニタリーパス」の運用開始

フランスでは9日から、カフェやレストラン、大型ショッピングセンター、飛行機や長距離列車を利用する際に、「サニタリーパス(ワクチンの接種証明書またはPCR検査の陰性証明書)」の提示が必要となる。
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「サニタリーパス(衛生パス)」とは、新型コロナウイルスワクチンを接種したこと、72時間以内に行われたPCR検査で陰性となったこと、新型コロナウイルスに最近罹患したことのいずれかを示すQRコード入りの証明書。

サニタリーパスは18歳以上が携行する必要があり、法律に従い2021年11月15日まで適用される。12〜17歳の青少年に対しては9月30日から適用を開始し、それ以下の子どもはサニタリーパスを携行する必要はない。

また、サニタリーパスは、バス、路面電車、地下鉄などの都市交通では必要とされず、飛行機や長距離列車での移動時のみ必要となる。

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市民によるサニタリーパスの不提示には135ユーロ(約1万7500円)の罰金が科される。また、施設側が45日以内に3回以上確認を怠った場合には、懲役1年と9000ユーロ(約116万円)の罰金が科される。

フランス憲法院は5日、「サニタリーパス」の導入について合憲との判断を示した。

一方、フランス全土ではこの「サニタリーパス」の導入に反対する大規模なデモが幾度も行われてきた。内務省によると7日、デモにはフランス全土で23万7000人が参加し、パリでは1万7000人が集まった。

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