新型コロナウイルス

「スプートニクV」承認から1年 「その品質と安全性を証明した」=開発者

ロシアの新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」は、世界で初めて新型コロナウイルスワクチンとして承認されてから11日で1年を迎える。「スプートニクV」を開発したガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターのアレクサンドル・ギンズブルク所長はリアノーボスチ通信に対し、「スプートニクV」は1年間でその品質と安全性を証明したと語った。
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ギンズブルク所長は「スプートニクVは1年間でその品質と安全性を証明した」と語った。

ギンズブルク氏は、この間、がん患者のワクチン接種に対する特定の制限が撤廃され、妊婦へ使用に関する禁忌が撤廃され、60歳以上の人々にもワクチンの使用が可能になったと指摘した。

ロシアは2020年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって2020年6月から7月に実施された。

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今年2月には、権威的な英医学誌『ランセット』が2020年9月以来2度目となるスプートニクⅤについての論文を発表し、スプートニクⅤは安全かつ効果性が高く、COVID-19の重症化を完全に防ぐワクチンであり、91.6%の有効性を立証したとの帰結を出した。

また、スプートニクVは今年4月12日にインドでの緊急使用申請が承認され、デルタ株に対しても効力を発揮することが確認された。

スプートニクVは現在、約70カ国で承認されており、1年の間に世界で数千万人が接種した。

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