ギンズブルク所長は「スプートニクVは1年間でその品質と安全性を証明した」と語った。
ギンズブルク氏は、この間、がん患者のワクチン接種に対する特定の制限が撤廃され、妊婦へ使用に関する禁忌が撤廃され、60歳以上の人々にもワクチンの使用が可能になったと指摘した。
ロシアは2020年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって2020年6月から7月に実施された。
今年2月には、権威的な英医学誌『ランセット』が2020年9月以来2度目となるスプートニクⅤについての論文を発表し、スプートニクⅤは安全かつ効果性が高く、COVID-19の重症化を完全に防ぐワクチンであり、91.6%の有効性を立証したとの帰結を出した。
また、スプートニクVは今年4月12日にインドでの緊急使用申請が承認され、デルタ株に対しても効力を発揮することが確認された。
スプートニクVは現在、約70カ国で承認されており、1年の間に世界で数千万人が接種した。
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