「罰が罰になっていない」 英国のコメディアン、ドーピング問題をめぐるロシアへの処罰は不十分と指摘

英国のコメディアンでテレビ司会者のジョン・オリバー氏は、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアに科した制裁について強く批判した。エンタメ情報サイト「ハリウッド・リポーター」が報じている。
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組織的なドーピングをめぐる問題で処分を受けたロシアは、8日に閉幕した東京オリンピックではロシア選手団としてではなく、「ロシアオリンピック委員会(ROC)」として出場した。この件についてオリバー氏は、ドーピング問題で罰を受けた国への措置としては不十分なものになっていると指摘した。オリバー氏は、東京五輪ではロシアの選手がロシア国旗の三色を使ったユニフォームで出場することが認められていたことから、「次回のオリンピックでは、こういったケースの国は(国旗をテーマにしたものではなく、)シュレックが描かれたパーカー、スマイル印のサンダル、頭にはロブスターの被り物をつけてもらおう」と提案している

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またオリバー氏は、「表彰式で金メダリストのロシア人選手のために流されたピョートル・チャイコフスキーの楽曲には、『国歌そのものよりも、もっとロシア的なものがある』」と指摘し、「チャイコフスキーの曲の代わりに、何か恐ろしくて、嫌なことを思い出すような曲を聴かせるべきだった」と語った。

これらのことを挙げた同氏は、「つまり、あの罰は全く罰になっていなかったということだ」と締めくくった。

東京五輪で71個のメダルを獲得したロシアは、オリンピックメダルランキングでは第5位となった。これは、ロシア代表にとって1912年の五輪以来、最も悪い成績となった。

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