ベトナム 衛星「ナノドラゴン」を日本に輸送 2022年3月までに打ち上げ予定

ベトナムの超小型衛星「ナノドラゴン」が日本に輸送された。この衛星は今後、日本から地球周回軌道に打ち上げられる予定。ベトナムのメディアが、ベトナム科学技術院の国家宇宙センター(VNSC)の発表を引用して報じている。
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重量3.8キログラムのナノドラゴンは、VNSCの専門家が開発、試験を行った衛星。この衛星は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡され、打ち上げ前の追加試験が行われている。打ち上げは、2022年3月までに鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で行われる予定。ナノドラゴンは、海上の船舶の動きを追跡・監視することを目的としており、船舶の自動識別システムからの信号の受信・送信を行う。

ベトナムは現在、地球軌道上に5つの衛星を打ち上げている。

ベトナムは宇宙開発の次の段階として、商業衛星「LOTUSat-1」と「LOTUSat-2」を独自に開発する計画を立てている。これらの衛星の重量は約600キログラム、寿命は約5年。地球表面の撮影、野生動物や海洋生物の移動の観察、自然災害の発生を予測し、その被害を最小限に抑えるために利用される。

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