新型コロナウイルス

新型コロナ感染の1年後も抗体はデルタ株に有効

医師らは、新型コロナウイルスのアルファ株と同様にデルタ株に対しても、コロナ感染の1年後でも抗体の効果は残ることを明らかにした。研究者らの研究結果がサイト「medRxiv」で公表された。
この記事をSputnikで読む

喫煙がコロナ用ワクチン接種後の抗体レベルを低下-日本の研究者
スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学職員であるシャーロット・トーリン氏が指導するスウェーデンの研究者グループが、2020年春に軽症の新型コロナを完治した100人のボランティアのサンプルを調査した。すべての研究協力者は4ヶ月毎に血液サンプルを定期で採取された。

報道によれば、採取された血液の血清内の抗体数は、1年で明らかに低下したが、しかし、これらはコロナウイルスを効果的に中和する力を維持していた。研究者らは、「これらの抗体は、当初の新型コロナウイルスのみならず、アルファ株やデルタ株も効果的に中和する」と強調する。

同じような結果を研究者らは、最近、ファイザー社とアストラゼネカ社のワクチンを接種された他のボランティアグループから採取した血清を使った実験でも得ている。研究者らによれば、このことは、過去の感染やワクチン接種が、当初の新型コロナウイルスやアルファ株、デルタ株に対する安定的な抗体の形成に役立つことを物語っているという。

関連ニュース

コメント