ISUによると、トランスジェンダー選手が男子競技に参加するには、自分の性同一性が男性であることに関する署名付きの文書を提示しなければならない。男性から女性に性別を変更した女子競技への参加を希望するトランスジェンダー選手は、テストステロン(男性ホルモン)の値が過去12ヵ月間5 nmol / L未満であることを示さなければならない。また、テストステロン値は、女子競技に参加する全期間を通して基準値以下に保つ必要があり、違反した場合は12ヵ月間の出場停止処分となる。
トランスジェンダー選手は、大会参加後少なくとも4年間は違う性別の競技に戻ることはできない。すべてのケースは極秘に検討されるという。
東京オリンピックでは、重量挙げ女子87キロ超級にニュージーランドのローレル・ハバード選手が五輪史上初めてトランスジェンダー選手として出場した。
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