国連事務総長、タリバンに攻撃停止を呼びかけ

国連のアントニオ・グテレス事務総長は、反政府組織「タリバン」(ロシアでテロ組織に認定、活動禁止)にアフガニスタンでの攻撃を停止するよう呼びかけ、軍事力による権力掌握は内戦あるいは国の孤立につながると警告した。
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グテレス氏は、アフガニスタンの状況は制御不能になりつつあるとした。

そのうえで「私はタリバンに、直ちに攻撃を停止し、アフガニスタンと国民のために誠実に交渉を行うよう求める」と述べた。

また、グテレス氏は、軍事力による権力の掌握は「内戦の長期化あるいはアフガニスタンの完全な孤立」につながるだけだと警告した。

タリバン、ロガール州の州都プリアラムを制圧

アフガニスタンでは米軍撤退を背景にエスカレーションが起こっている。ロシア外務省は米軍撤退について、アフガンにおける米国の任務が失敗したことを認めるものだと指摘した。

タリバンはアフガニスタンの州都を次々と制圧し、現在、アフガニスタン領土の65%を支配している。

西側のマスコミは米軍情報機関高官を引用し、カブールはタリバンによって30日以内に孤立化し、90日以内に陥落する恐れがあると報じた。

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