新型コロナウイルス

イスラエル保健省の専門家、4割がワクチンの3回目接種に反対=メディア

イスラエル保健省の専門家の4割が、60歳未満の人々に対する3回目の新型コロナワクチン接種に反対している。イスラエルのテレビ局「Channel 13」が報じている。
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同局は、保健省の82人からなる専門家委員会のメンバーのうち、32人の専門家が、50歳以上のすべての人に3回目の接種を行うという提案に反対したと報じた。また、40歳以上の人への3回目の接種には、さらに多い42人の専門家が反対したという。

同局は、専門家らはワクチンの3回目接種の有効性に関してさらなるデータの必要性に言及したと指摘している。この点については、世界保健機関(WHO)も、3回目の接種の有効性と安全性が不十分であることを理由に挙げ、公式には推奨していない。

米調整当局 免疫力が低下した人への3回目のワクチン接種を承認

イスラエルは13日、50歳以上の人々、医療従事者、感染リスクの高い人などに新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を開始した。

政府は7月末、新型コロナウイルスのデルタ株が国内で感染拡大したことから、追加接種の必要性が生じたとして、60歳以上を対象とした3回目の接種を開始している

イスラエルの「イェディオト・アハロノト」紙は、イスラエル保健省の情報を引用し、ここ数週間、イスラエルで使用されているファイザー社製ワクチンの有効性は、感染予防に対し39%、重症化予防に対し91%に低下したと報じた。

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