式典には天皇、皇后両陛下、菅義偉首相、戦没者の遺族185人が参列した。
管首相は式辞で、「私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは片時たりとも忘れません。戦争の惨禍を二度と繰り返さない、この信念をこれからも貫いてまいります」と述べた。
天皇陛下は、新型コロナウイルスの感染状況に言及し、「新たな試練に直面していますが(中略)、力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います」と述べられた。また、戦没者について、「心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と述べられた。
例年、この式典には約5000人の遺族が参列するが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、規模を縮小して行われた。
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