国連事務総長、タリバンとアフガニスタン当事者に人道法の尊重を呼びかけ

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、反政府組織「タリバン」(ロシアでテロ組織に認定、活動禁止)とアフガニスタンのすべての当事者に、市民の権利および自由を確保し、国際人道法を遵守するよう求めた。
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国連のプレスサービスには、以下のコメントが記載されている

紛争により、数十万人が家を追われている。戦闘で大きな被害を受けた人々の間では、深刻な人権侵害が相次いで報告されている。事務総長は、やっとのことで権利を勝ち取った女性や少女たちの未来について特に懸念している。こうした権利は守られなければならない。また、こうした権利の濫用は止めなければならない。

また、「事務総長はタリバンと他のすべての当事者に、国際人道法の尊重と保護、そしてすべての人々の権利と自由を確保するよう呼びかけている」とある。

さらに、事務総長は、アフガニスタンの人々に時宜を得た重要な支援を行うために、人道支援組織の輸送手段を確保するようすべての当事者に呼びかけている。

アフガニスタン情勢に関してロシア外務省がコメント

国連は引き続きアフガニスタンの平和的解決に貢献し、あらゆるアフガニスタン人の権利の保護を促し、人道支援を行うとしている。

アフガニスタンでは15日、タリバンが首都カブールに侵攻し、大統領府を支配したと発表。アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領は「流血を避けるために」出国したと述べた。大統領は辞任に同意し、2〜3日以内にタリバンの司令官アブドゥル・ガニ・バラダル師が率いる代表団がアフガニスタン大統領府に就任することになる。

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