ロシアはアフガンの「空白を埋めようとしている」=欧州議会

欧州議会は、ロシアと中国はアフガニスタンの「政治的空白」を早急に「埋める」ことを試みているとして、EU(欧州連合)はアフガニスタンの人道状況を安定させるため、迅速に行動しなければならないとの声明を発表した。
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欧州議会は「ロシアと中国が(アフガニスタンの)政治的空白を早急に埋めようとしていることを考慮すると、EUはアフガニスタンと地域のために新たな戦略を作成する必要がある(中略)特に、アフガニスタンで建設的な役割を担うことをパキスタン、イラン、インドに呼びかけるべきだ」と発表した。

カブールの空港で軍用機の運航が始まる=マスコミ
声明には、欧州議会のデイビット・マカリスター外務委員会委員長、トーマス・トーベ開発委員会委員長、対アフガニスタン関係代表団の団長を務めるペトラス・アウシュトレビチュウスが署名した。

同3名は、米国のアフガン撤退は性急だったとし、撤退後のアフガニスタン情勢に深い懸念を表明した。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と中国の王毅外相は16日に電話会談し、アフガニスタン情勢を背景に戦略的協力の必要性を強調した。

8月15日、テロ組織タリバンがカブールの大統領官邸に自分たちの旗を掲げた。大統領官邸のホールでは、タリバンが勝利を祝っている。タリバンはカブールにある全ての政府機関を支配下に置いた。

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