地域の自然災害のリスク管理を担当するヴァッレダ・オスタ・ヴァレリオ・シゴール氏は、「過去10年で私たちはプランペンシエ氷河の移動がますます顕著になっていることを目の当たりにしている。これは間違いなく気候変動に関係している。気温は著しく上昇し、地下水の循環である氷河の底の水の流れをますます加速させ、形状の変化を生じさせている。氷河の位置が徐々にずれ始めている。私たちはこうした状況をすべての氷河で確認しており、このことが崩壊を招くおそれがある」と指摘する。
プランペンシエ氷河は海抜2700メートルの高さに位置する。夏の高温のもとで同氷河は1日あたり150センチのスピードで移動する可能性がある。
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