強力なマルウェア登場 ハッカーは「ロシア人」とまたもや非難

ロシアのダークネットフォーラムでエキゾチックなプログラミング言語で書かれた強力な新マルウェア「Ficker Stealer」が人気を集めている。ハッキングに関するワールドワイドのニュースを配信するThe Hacker Newsによると、Ficker Stealerウイルスは有料サービスへの無料アクセスを提供することで被害を拡大させている。
この記事をSputnikで読む

カナダの通信機器メーカー「ブラックベリー」社によると、Ficker StealerはSpotify Music、YouTube Premium、Microsoft Storeのアプリなどのサービスへの無料アクセスを提供し、ユーザーの情報を盗んでいる。

なお、このウイルスを作成したと非難されている「ロシアのハッカー」は、従来の防御システムでの検出を困難にするために知名度の低いプログラミング言語「Rust」を使用しているため、ウイルスの分析や解毒剤ファイルの開発は難しい。

ブラックベリーの調べによると、Ficker Stealerは、プログラムやアプリの認証情報、銀行カードや暗号通貨のウォレット情報、ブラウザの履歴といった機密情報を盗むために使用されている。

マルウェアは有料配布でハッカーらは数種のプライスパッケージを提供している。

関連ニュース

コメント