逮捕されたのはシカゴ在住のタンタン・ジャオ(34)。ジャオ被告は12項目に及ぶ国有財産横領罪で起訴された。米司法省のプレスリリースによれば、ジャオ容疑者は「有罪判決が下された場合、訴因ごとに10年の懲役が科される恐れがある」
ジャオ被告には、2021年3月から4月にかけてCOVID-19のワクチン接種を証明するために医療規制機関である米疾病予防管理センター(CDC)が発行した本物の証明書の用紙125枚を11人の異なる顧客に販売した疑いがかけられている。米司法省のプレスリリースによれば、ジャオは証明書を手書きで記入し、1枚につき、10ドルを請求していた。
米連邦捜査局(FBI)シカゴ支局のエマーソン・ビュー・ジュニア支局長は、「予防接種を受けていない市民に接種証明カードを故意に販売することは、何百万人もの米国民命と健康を危険にさらすことを意味する。国民の安全を安価に売買することは、パンデミックと戦う人々を侮辱するだけでなく、深刻な結果をもたらす連邦犯罪だ」と語っている。
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