カナリア諸島を目指した不法移民47人が漂流船内で死亡

国際移住機関(IOM)は、不法移民を乗せ、スペインのカナリア諸島を目指していた船で47人が飢えと渇きのために死亡したことを明らかにした。
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この船は8月2日にモロッコから54名を乗せて出帆したものの、わずか1~2日でエンジンが故障し、大西洋上で漂流状態に陥った。生存者の証言によれば、漂流から数日で食料と水が尽き、人々は次々と死んでいった。

船は16日に、モーリタニアの沿岸のヌアディブ付近で発見された。モーリタニアの沿岸警備隊が船内を調べたところ、生存者は女性1名と男性6名の計7名のみで、残りの47人はすでに死亡していた

カナリア諸島は現在、2006年以来最悪の移民の危機に見舞われている。2020年、海路と陸路でスペインに入国した移民は合わせて4万1800人に及ぶ。

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