ニース市長、アフガンからの難民受け入れを拒否

フランス南東部ニースのクリスチャン・エストロジ市長は18日、ラジオRTLの番組で、反政府武装勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンからの難民受け入れについて、ニース市民の安全が懸念されるため断固として拒否する姿勢を示した。
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エストロジ氏は「難民は受け入れたくない、これは明らかだ。我われの街は数年前にテロの犠牲になった」と述べた。

タリバンがナンガルハール州で抗議者に発砲
同氏は、2016年7月14日にニースの海岸沿いにある遊歩道プロムナード・デ・ザングレで起きたテロ事件に言及した。群衆にトラックが突入し、86人が死亡した。

エストロジ氏は、フランス国外における庇護申請書の受理に関する項目を作成して厳格な移民政策を順守するようフランス当局に求めた。

エストロジ氏は「これは、庇護申請書がフランス到着後に提出されるのではなく、外国にある領事館に提出されるために必要だ。国際レベルで国境管理と本国送還に関する調整について話し合う必要がある」と強調した。

同氏は、アフガニスタンにおけるタリバンの権力掌握は、西側世界と自由主義諸国の安全に対する脅威だと指摘した。

英国のパテル内相は18日、アフガニスタンからの難民を最大2万人受け入れる用意があることを表明し、欧州連合(EU)も英国の例に続くよう呼び掛けた。

フランスのマクロン大統領は16日、アフガニスタン情勢の不安定化によって欧州はアフガンからの移民を制御できない恐れがあると予測した。

アフガニスタンの首都カブールで仕事をしているアフガニスタン人の学者が、スプートニクにカブールの現状について語った。

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