ガニ―大統領は首都カブール陥落の日に何が起こったかは今後詳しく説明すると発言した。アフガニスタンを離れた理由については「カブールでの流血」を防ぐことが目的だったと説明した。
ガニー大統領によると、反政府武装組織「タリバン」(ロシアでテロ組織に認定、活動禁止)はカブールに侵攻しないと約束していたものの、事前に大統領官邸を包囲したという。また、大金を持ち出したという報道を事実無根としてガニー大統領は否定した。
またガニ―大統領は陰謀が仕組まれていたと主張している。
策略が用意されていると治安当局のメンバーらが私にリークした。先の日曜日に私は執務室で通常通り職務に当たっていた。正午、私は国防省に出向き、カブールの情勢について評価を行う予定だった。すると、突然SPが到着し、策略を阻止するべく私を連れ出した。
その上で、保身のために大統領が国民を売ったという噂を信じないよう、ガニ―大統領は呼びかけた。またタリバンとの交渉を進めている国家和解高等評議会には、「成功を祈る」と伝えた。
なお、 合衆国は既にガニ―氏をアフガニスタンの正当な大統領とは認めていない。18日に行われたブリーフィングでウェンディ・シャーマン国務副長官はガニー大統領のビデオメッセージについてコメントを求められると、「ガニーは既にアフガニスタンのフィギュア(政治的キーパーソン)ではない」と発言した。
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