防衛費5・4兆円超要求へ 南西防衛、兵器の研究開発を増強

防衛省は2022年度予算の概算要求で、過去最大の5兆4千億円超を計上する方針を固めた。軍拡を急速に進める中国への対処をにらみ、南西諸島の防衛力を強化。兵器の研究開発費を大幅に増やし、3千億円前後とする方向で調整する。人工知能や無人兵器など最先端技術への投資を増強し、防衛装備庁の人員も百数十人増を求める考えだ。政府関係者が19日、明らかにした。
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21年度当初予算を上回り過去最大を更新する。例年2千億円程度の米軍再編関連経費などは金額を示さない「事項要求」にする方針。年末の予算編成ではさらに防衛費が膨らみ、目安とされる国内総生産の1%を上回る可能性がある。

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