声明では、まずはじめに、日本政府は朝鮮人民に行った反人倫的犯罪行為に対し、国家的責任を痛切に自覚し、これ以上遅れることなく心から謝罪し、誠意をもって賠償すべきと指摘した。次に、日本政府に対し、歴史的歪曲をやめ、「大東亜共栄圏」の昔の夢を復活させようとする無分別な振る舞いをやめるよう求めている。また、声明の最後で北朝鮮は、日本の過去清算を求める運動をいっそう果敢に繰り広げていくと表明した。
こうした強いメッセージを発する一方で、北朝鮮は日本との関係でなんらかのアクションを起こすことはなく、日本側も拉致被害問題や核開発問題で独自のイニシアチブを発揮していない。両国に求められるのは過去の問題に真摯に向き合い、話し合いのテーブルにつくための努力に他ならない。
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