タリバンがアシュラフ・ガニー氏にアフガニスタン帰国を提起

過激派「タリバン」(ロシアでは禁止)は、アシュラフ・ガニー大統領も含めたアフガニスタン政府のすべての高官を対象に恩赦を拡大し、彼らは帰国することができるとした。タリバンの高位指導者ハリル・ウル・ラフマン・ハッカニ氏が明らかにした。
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ハッカニ氏によれば、タリバンと打倒されたアシュラフ・ガニー大統領、アムルラ・サレ副大統領、ハムドラ・モヒブ大統領顧問(国家安全保障担当)の間には、「敵対関係はない」という。パキスタンのテレビ局「Geo TV」はハッカニ氏の発言を引用し、「私たちの国は、(私たちと戦った)大尉から一般人まで、全員を許している」と報じた。

また同氏は、国から逃れようとするアフガニスタン人に対し、そうした行動を取らないように呼びかけ、タリバンが彼らに復讐するという宣伝を「敵が広めている」と指摘した。ハッカニ氏は、国内で暮らすすべての国民は平穏を感じることができると約束している。

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同氏はメディアに対し、「タジク人とバローチ人、ハザーラ人、パシュトゥーン人は皆、私たちの兄弟だ」と語った。

しかし、パキスタンメディアは、アフガニスタンを離れたいと願う人の数は依然として非常に多いと強調する。パキスタン当局のデータを含め、アフガニスタンには約800人のパキスタン人が残っており、彼らは同国を離れようとしているという。

以前、「タリバン」は、アフガニスタン大統領の弟であるハシュマット・ガニ氏は過激派に忠誠を誓ったと言われていると発表した。

8月に戦闘員らが首都カブールを含めアフガニスタンのほぼ全土を掌握するとアシュラフ・ガニー大統領は大金を持って逃亡したが、その際、資産の一部を持ち出すことができなかった。同大統領は国庫から1億6900万ドル(約186億円)を盗んだと報じられている。

現在、ガニ氏と彼の家族はアラブ首長国連邦に滞在しているが、同氏はアフガニスタンを離れることを余儀なくされたのだと述べている。ロシア外務省では、アフガニスタンで起こった事態に関してはガニー氏に責任があると指摘した。

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