消息筋によると、カブールの空港では多くの市民が押し合ったことで混乱が生じ、外国人部隊とタリバンの間で衝突が発生した。
この衝突で外国人部隊の兵士1人が死亡したほか、タリバンの戦闘員2名に加え、国外退避を希望していた市民ら4人が死亡した。目撃者によると、タリバンと外国人部隊は互いに発砲を行っていたという。
タリバンは政府軍への攻勢を強め、アフガニスタン情勢は直近の数週間で急激に悪化した。首都カブールから北東部にあるパンジシール州のみが現時点でタリバンの手に落ちていない。
タリバンは首都に侵攻し、大統領府を制圧した。アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は「大量殺戮阻止」を目的に祖国を離れた。
タリバンの指導者は8月16日に戦争終結を宣言し、国家統治に関する形態を近く公表するとした。現時点でアフガニスタンでは全ての国境がタリバンの管理下に入っている。
外国人スタッフや外国使節団に協力していたアフガニスタン人は首都の空港から国外退避を進めている。この空港は、米軍及び北大西洋条約機構(NATO)の部隊が防衛している。
関連ニュース