米軍の軍事兵器がタリバンの手に渡る

反政府武装組織「タリバン」(ロシアでテロ組織に認定、活動禁止)はアフガニスタンに駐留する米軍が運用していた戦闘機や軍事ヘリ、対戦車ミサイルを入手した。ドバイのテレビ局「アル=アラビーア」が消息筋の証言をもとに報じた。
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消息筋によると、タリバンが米軍の兵器を入手したことについて米国防総省は懸念を抱いているという。消息筋は取材の中で次のように発言した。 

タリバンが入手したものを破壊する上での措置はまだ決まっていない。タリバンにはヘリや戦闘機を運用できない見られているに違いない。というのも、タリバンにはパイロットがいないほか、技術的支援もないからだ。

米国は武器庫の爆破といった作戦を実施するためにも、国外退避の完了を待っているという。

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タリバンは政府軍への攻勢を強め、アフガニスタン情勢は直近の数週間で急激に悪化した。首都カブールから北東部にあるパンジシール州のみが現時点でタリバンの手に落ちていない。

タリバンは首都に侵攻し、大統領府を制圧した。アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は「大量殺戮阻止」を目的に祖国を離れた。

タリバンの指導者は8月16日に戦争終結を宣言し、国家統治に関する形態を近く公表するとした。現時点でアフガニスタンでは全ての国境がタリバンの管理下に入っている。

外国人スタッフや外国使節団に協力していたアフガニスタン人は首都の空港から国外退避を進めている。この空港は、米軍及び北大西洋条約機構(NATO)の部隊が防衛している。

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