CNBCによると、日本の関西電力とドイツのRWE Renewables (RWE)は「日本国内での大規模な浮体式洋上風力発電事業の実現可能性を共同で検討する契約」を締結した。
関西電力の取締役代表執行役副社長の森望氏は、浮体式洋上風力発電の開発が「発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロにする」という目標の実現に向けて1つの鍵になるとの考えを示した。
浮体式洋上風力発電設備は、設備を海底に固定する着床式とは異なり、深海海域に設置することもできる。コンサルティング会社CarbonTrustは、深海海域では「より安定した風力資源を得ることができ、これは浮体式風力タービンがより高い生産性を提供することを意味している」と指摘している。
RWEによると、新たな発電設備は、係留ロープとアンカーを使って海底に固定されている浮体構造物の上に設置されている。
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