アスタショフ選手はC-1 3000メートルパーシュート予選で3分35.954秒のタイムを出し、決勝でカナダのトリステン・シェルノブ選手と1周の差をつけて、金メダルを勝ち取った。
以前、スプートニクはアスタショフ選手について、エカテリンブルグでフードデリバリーサービスの配達員として働いていると紹介した。仕事を始めたことについて本人は東京行きの資金稼ぎが目的ではなく、何か新しいことにチャレンジするためと語っていた。東京行きの費用について、アスタショフ選手は、ウラルのある実業者がスポンサーとして助けてくれたと明かしている。
アスタショフさんは、生まれつき手足がない。アスタショフさんは、障がい者スポーツ向けのトライアスロン「パラトライアスロン」に出場しており、2019年にはロシア選手権で優勝、 世界選手権の運動機能障害クラスPTS2でも金メダルを獲得している。